西鉄バス北九州 香月9355

Photo

Outside

・車両紹介

2026/05/31 西鉄黒崎バスセンター



薄暗いBC内を、イエローフォグとLEDライトで照らし来た"9355"
この度は最後のB高UAに乗る機会がありましたのでご紹介させて頂きます!

※この記事では基本的に「9355ラストランバスツアー」内の写真で、全て主催者様の許可を得て撮影をしています。


香月自動車営業所


2005年。ふそう一貫で作られていたB型高速車も、日産一強時代に飲まれる形で登場したのが「KL-UA452TAN」型。
先輩のKL-MP系に似ていますが、サイドミラーが広い視野角の物を採用しブラックカバー化。これにより外観は引き締まった印象があります。
※ミラーヒーターを内蔵してそうですが未確認です。



ヘッドライト。登場時はハロゲン式だったかと思いますが、夜間走行時の照度向上のためコイト製「LEDライトユニット」へ換装されています。イエローフォグランプと相まってカッコいい顔つき。
後年登場したRA系ではマイナーチェンジされてハロゲンへ変わってますから、登場から続いてきたこのB高顔はこれが最後ですね。



ドア(公式)側より側面。
高速車で12m級の車体ですが、B型(一般乗合路線車がベース)の為ホイールベースはかなり長いです。
スタンダードデッカーで重心は低く、ロングホイールベースなので乗り心地は比較的良好。特にロールは抑えられてます。




続いて、リアを見ていきます。
概ね赤バス(UA452系)と似た造りですが、高速車らしく「テールランプ増設(下部に左右)」「バックランプ左右設置(赤バスでは丸形のものを右側のみ)」「エンジン火災消火窓(車号表記付近)」と違いがあります。
また、消火窓が有る関係で、赤バスでは左に配置されていたナンバープレートが、右側へ配置されてる上、
増設テールランプ等の兼ね合いでリフレクターもバンパーへ移設されてます。


小倉自動車営業所


"9417"との2ショット。
年式的には1つ違いですが、リアが全く異なります。

 
恒見自動車営業所


恒見営業所の整備工場にて、車体のリフトアップを実施。
普段見れないシャシー部分などじっくり見学しました。
※下部にエンジン等の写真を掲載しています。


阪九フェリー新門司第2ターミナル(阪九フェリー様の許可を得て撮影)



阪九フェリー新門司第1ターミナル(同じく許可を得て撮影)




西鉄黒崎バスセンター


再度黒崎へ戻ったところでツアーは終了。9時間程あったスケジュールはあっという間でした。
寂しい気持ちはありますが、20年超も走ってくれたこと心より感謝します!


↓ここからは細かい部分を紹介していきます。



・メインエンジン

恒見自動車営業所, 整備工場(許可を得て撮影)


先ほどのリフトアップ時に床下より撮影した、日産伝統のP系エンジンの一種である「PF6HTB(最高300PS)」型。12リッター超の排気量を誇ります。
赤バス(UA452系)では「PF6HTA(最高240PS)」型なのに対し、高速道に適応できるように高出力エンジンを搭載しています。
エンジンの基本設計は両者同じですが、ターボのセッティング等が異なっており
特に高回転域での吸気音は、こちらがより顕著に聴こえてきます。

・・・とは言え、重量のある車両で(言っても)300馬力しかない車両、登坂を伴う箇所での高速走行は100km/hを維持できない部分もありますが、この点はご愛嬌を笑



・サブエンジン

(バスツアー内にて撮影)


前輪直後スリッドのあるパネル部にエンジンが収められています。
見にくいかもしれませんが、下部から地面方向にマフラーが出てるのも確認できますね。




パネル内部も特別に見せて貰いました。

この車両を含め以前は、冷房使用時でも室力が低下しないよう専用のエンジンを別に搭載する「サブエンジン式」が主流でしたが、重量が増える上にエンジンの進化もあって
この世代が最後となっています。

そして巨大な熱交換器。
炎天下でオーバーヒートし、運転が停まったときは
こちらへ水をかけて応急処置してたそう・・・笑
これもまた直結式が進んだ要因かもしれません。



「サブエンジン」も当然エンジンですので点検が必要。
ディップスディック(エンジンオイル補給口そば)が備わっており、メインエンジンと共に毎朝点検してたそうです。



床下からは配管(奥側)なども確認できました。

・給油口



多くの車両や、M尺仕様(赤バスのUA452系)ではドア側に配置されていますが、KL-UAのB高タイプでは珍しく「運転席側」に配置。

一般乗合車だと160l前後の燃料タンク(日産等)、高速乗合車でハイデッカーの車だと400l超搭載していたりしますが、近距離高速のB高はその間の「250リッター」となっています。


・トランク



2スパン(非貫通式)となっています。
機内持ち込みサイズのキャリーでも10-12個程度が限界そうな・・・?笑

またヒンジ式なので、博多BTなどの狭い場所では苦労したそう。。。



Inside

・車内

(バスツアー内にて撮影)


シートは11列レイアウトの車内です。
パイプ棚が左右に設置されていますが、天井の質感相まって質素な印象・・・(笑)

とはいえ座席の造りは良く、ホールド性に優れていて疲れにくいです。


・運転席




同グループの一般乗合路線車(KL-UA452MAN)を踏襲していますが、「マイコンシフトが6速に」「エアコン(操作盤)がハイデッカー同等のフルオート式に」「室内灯(一部)調光可能に」変更がされています。
更に高速車なので、エンジンルーム火災警報装置も付いています。


「西鉄バス北九州」ならびに「西鉄旅行」両者様、第二回お疲れ様でした。
思う存分満喫させて頂きました。
また、阪九フェリー様も撮影場所の提供等ありがとうございました。
そして乗務員様、安全運行ありがとうございました。





Specifications

 車 両
年 式 2005
メーカー 日産ディーゼル
車 体 西日本車体工業
 B型(96MC)
型式等 KL-UA452TAN
車両構造 高速乗合路線 / 大型(12m級) - スタンダードデッカー
特別装備 高出力(PF6HTB)仕様, OD付6MT, サブエンジン式冷房, 火災警報装置
社外装備 モービルアイ, LEDロービーム(コイト)
備 考 
 所有者
会 社 西鉄バス北九州
営業所 香月自動車営業所
車両番号 9355
 北九州200か326
運行区分 乗合
備 考 令和8年5月末を以って運行終了見込







2026/06/01 写真を追加(車内など他)しました。(1時頃、18時頃に更新)
2026/06/01 記事を公開しました。

コメント